2026年の障害年金1級はいくらもらえる?
2026年度(令和8年度)の障害基礎年金1級は、昭和31年4月2日以後に生まれた方の場合、年額1,059,125円です。月額に換算すると約88,260円となります。
ただし、障害年金1級の受給額はすべての方が同じではありません。初診日に厚生年金へ加入していた方が1級に認定された場合は、障害基礎年金1級に加えて障害厚生年金1級も受給できます。また、一定の条件を満たす子どもや配偶者がいる場合は、加算を受けられることもあります。
| 年金の種類 | 2026年度の金額・計算方法 | 月額の目安 |
|---|---|---|
| 障害基礎年金1級 | 年額1,059,125円 | 約88,260円 |
| 障害厚生年金1級 | 報酬比例の年金額×1.25 | 加入期間や報酬によって異なる |
※障害基礎年金の金額は、昭和31年4月2日以後に生まれた方の場合。
障害基礎年金1級は、過去の給与額によって基本額が変わるものではありません。一方、障害厚生年金1級は、厚生年金に加入していた期間や給与・賞与などをもとに算出する「報酬比例の年金額」によって受給額が変わります。
そのため、「障害年金1級はいくらもらえるのか」を確認するときは、初診日に国民年金と厚生年金のどちらに加入していたかを確認することが重要です。
また、障害年金には1級だけでなく2級・3級もあり、それぞれ受給できる金額や仕組みが異なります。
1級・2級・3級を含めた2026年度の障害年金の金額を確認したい方は、【2026年最新】障害年金はいくらもらえる?等級別の金額・受給額をわかりやすく解説をご覧ください。
以下では、障害基礎年金1級の金額や子どもがいる場合の加算、障害厚生年金1級の受給額について詳しく解説します。
障害基礎年金1級の金額と子どもがいる場合の加算
2026年度(令和8年度)の障害基礎年金1級は、昭和31年4月2日以後に生まれた方の場合、年額1,059,125円です。月額に換算すると約88,260円となります。
ただし、対象となる子どもがいる場合は、基本となる障害基礎年金に「子の加算額」が上乗せされるため、実際の受給額はさらに増えることがあります。
| 対象 | 2026年度の金額 | 月額換算の目安 |
|---|---|---|
| 障害基礎年金1級 | 1,059,125円 | 約88,260円 |
| 子1人目・2人目 | 1人につき243,800円 | 約20,317円 |
| 子3人目以降 | 1人につき81,300円 | 約6,775円 |
例えば、対象となる子どもが1人いる場合は、障害基礎年金1級の1,059,125円に243,800円が加算され、合計年額1,302,925円となります。子どもが2人いる場合は、合計年額1,546,725円です。
加算の対象となるのは、受給者によって生計を維持されている「18歳になった後の最初の3月31日までの子」、または「20歳未満で障害等級1級または2級の状態にある子」です。
子どもがいるだけで必ず加算されるわけではないため、年齢や障害状態などの条件もあわせて確認しましょう。
詳しく解説:障害年金の子の加算はいくら?2026年の金額と対象条件
障害厚生年金1級はいくらもらえる?
初診日に厚生年金へ加入していた方が障害等級1級に認定された場合は、障害基礎年金1級に加えて障害厚生年金1級を受給できます。
障害厚生年金1級の金額は一律ではなく、厚生年金に加入していた期間や給与・賞与などをもとに算出される「報酬比例の年金額」によって決まります。
基本的な考え方は次のとおりです。
| 項目 | 金額・計算方法 |
|---|---|
| 障害厚生年金1級 | 報酬比例の年金額×1.25 |
| 障害基礎年金1級 | 年額1,059,125円 |
| 配偶者加給年金額 | 年額243,800円※ |
※一定の要件を満たす配偶者がいる場合。
例えば、報酬比例の年金額が80万円の場合、障害厚生年金1級の部分は「80万円×1.25=100万円」となります。さらに障害基礎年金1級が加わるため、この例では基本となる年金額は年額2,059,125円です。
対象となる配偶者や子どもがいる場合は、さらに加算を受けられる可能性があります。
ただし、障害厚生年金の報酬比例部分は一人ひとり異なります。そのため、「障害厚生年金1級なら月額○万円」と一律に判断することはできません。
自分の受給額を確認する場合は、厚生年金の加入履歴や報酬、配偶者・子どもの状況まで含めて確認する必要があります。
詳しく解説:障害厚生年金の受給額はどう計算する?報酬比例の仕組みを解説
障害年金1級はどのような状態が認定の目安になる?
障害年金1級は、病名だけで決まるものではありません。障害によって日常生活にどの程度の制限が生じているかなどをもとに判断されます。
1級は、一般的に「他人の介助を受けなければ日常生活のことがほとんどできないほどの障害状態」が目安とされています。
例えば、身の回りのことはかろうじてできても、それ以上の活動が難しい状態や、日常生活の多くで家族などの援助を必要とする状態などが該当する可能性があります。
1級と2級の大まかな違いを整理すると、次のようになります。
| 等級 | 障害状態の大まかな目安 | 2026年度の障害基礎年金 |
|---|---|---|
| 1級 | 他人の介助がなければ日常生活の多くを行うことが難しい状態 | 1,059,125円 |
| 2級 | 日常生活が極めて困難で、生活に著しい制限がある状態 | 847,300円 |
ただし、実際の認定基準は障害の種類によって異なります。
例えば、精神障害、肢体障害、視覚障害、心疾患などでは、それぞれ確認される症状や検査数値、日常生活への影響が異なるため、「この症状があれば必ず1級」と単純には判断できません。
特に精神疾患などの場合は、食事、入浴、着替え、金銭管理、通院、対人関係など、日常生活をどの程度一人で行えるかが重要な判断材料となります。
また、働いているからといって必ず1級に該当しないとは限りません。仕事内容や勤務時間、職場で受けている配慮や援助などを含めて総合的に判断されます。
障害年金1級を受給するときに確認したいポイント
障害年金1級に相当するほど障害の状態が重くても、それだけで必ず障害年金を受給できるわけではありません。
障害年金を受給するためには、障害の程度だけでなく、初診日や保険料の納付状況などの条件を満たしている必要があります。
| 確認するポイント | 内容 |
|---|---|
| 初診日 | 障害の原因となった病気やけがについて初めて診療を受けた日 |
| 加入していた年金制度 | 障害基礎年金・障害厚生年金のどちらが対象になるかに関係 |
| 保険料納付要件 | 一定の保険料納付または免除期間が必要 |
| 障害認定日 | 原則として初診日から1年6か月を経過した日など |
| 現在の障害状態 | 1級の障害認定基準に該当するかを確認 |
特に重要なのが初診日です。初診日に国民年金へ加入していたのか、厚生年金へ加入していたのかによって、対象となる障害年金や受給額が変わります。
また、障害者手帳を持っている方は、障害年金の等級と混同しないよう注意が必要です。
障害者手帳と障害年金は別の制度であり、障害者手帳1級だから障害年金も必ず1級になるわけではありません。反対に、障害者手帳が2級であっても、障害年金では1級に認定される可能性があります。
障害年金を検討するときは、手帳の等級ではなく、障害年金の認定基準に照らして現在の状態を確認することが大切です。
障害年金1級についてよくある質問
障害年金1級の金額や受給条件について、よくある疑問をQ&A形式で紹介します。
障害年金1級は月にいくらもらえますか?
2026年度の障害基礎年金1級は、昭和31年4月2日以後生まれの場合、年額1,059,125円、月額換算で約88,260円です。
初診日に厚生年金へ加入していた場合は障害厚生年金も加わるため、実際の受給額は人によって異なります。
障害年金1級と2級では金額はいくら違いますか?
2026年度の障害基礎年金は、1級が年額1,059,125円、2級が年額847,300円です。
差額は年間211,825円となります。障害基礎年金1級は、2級の1.25倍を基本として計算されています。
障害年金1級でも働くことはできますか?
働いているという事実だけで、障害年金1級を受給できないと決まるわけではありません。
ただし、1級は非常に重い障害状態を対象としているため、働いている場合には仕事内容、勤務時間、職場で受けている援助や配慮、日常生活の状況などが確認されることがあります。
障害年金1級は一生もらえますか?
必ず一生受給できるわけではありません。
障害年金には、定期的に診断書を提出して障害状態を確認する「有期認定」と、原則として更新を必要としない「永久認定」があります。
有期認定の場合は、更新時の障害状態によって等級が変更されたり、障害状態が軽くなった場合には支給停止となったりする可能性があります。
障害者手帳1級なら障害年金も1級になりますか?
必ず1級になるわけではありません。
障害者手帳と障害年金は、それぞれ異なる制度・認定基準によって等級が決まります。そのため、障害者手帳の等級だけで障害年金の等級を判断することはできません。
障害年金1級に税金はかかりますか?
障害年金は非課税です。
障害基礎年金・障害厚生年金として受け取った年金そのものには、所得税はかかりません。
2026年の障害年金全体の金額を確認したい場合は?
障害年金は1級だけでなく、障害基礎年金2級や障害厚生年金2級・3級でも受給額が異なります。
1級・2級・3級の2026年度の金額をまとめて確認したい場合は、「2026年の障害年金はいくらもらえる?等級別の金額・受給額をわかりやすく解説」をご覧ください。
参考・出典
- 日本年金機構「障害基礎年金の受給要件・請求時期・年金額」
- 日本年金機構「障害厚生年金の受給要件・請求時期・年金額」
- 日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「国民年金・厚生年金保険 障害認定基準」