障害年金の基礎知識

慢性疲労症候群と診断されたら? 障害年金を申請する条件やポイントを社労士が解説

慢性疲労症候群は、多くの人々が日常生活で直面する問題です。
この疾患は、持続的な疲労感や体力の低下、認知機能の低下など、さまざまな身体的・精神的な症状を特徴としています。
そのためやむなく仕事を退職しないといけない場合もでてきます。
そこで収入が絶たれてしまうと困るため慢性疲労症候群と診断された場合は障害年金の申請を検討されることをお勧めします。

本記事では、慢性疲労症候群が仕事に与える影響と障害年金との関係についてご紹介していきます。

こちらの記事でわかること

慢性疲労症候群とは?症状や原因

慢性疲労症候群は、慢性的な疲労感以外にもさまざまな症状を引き起こします。例えば、筋肉痛、関節痛、不眠、頭痛、脳霧(認知機能の低下)、記憶力の低下、集中力の欠如などが挙げられます。
これらの症状は、日常生活のさまざまな活動や仕事のパフォーマンスに影響を及ぼします。

慢性疲労症候群の原因についてはまだ明確にはわかっていませんが、いくつかの要因が関与している可能性があります。
ウイルス感染、免疫系の異常、ホルモンの不均衡、ストレス、遺伝的な要素などが病気の発症に関与していると考えられていますが、具体的な原因はまだ解明されていないため、医師の診断と治療が重要です。

仕事における慢性疲労症候群の影響

慢性疲労症候群は、仕事に重大な影響を与える可能性があります。
持続的な疲労感と体力の低下は、日常業務におけるパフォーマンスに制限をもたらします。
集中力の欠如や認知機能の低下により、業務の遂行が困難になることもあります。
また、持続的な症状によって仕事に出席できない場合もあり、長期的な欠勤や休職を余儀なくされることも少なくありません。

さらに、慢性疲労症候群の症状は、仕事以外の側面にも波及します。
日常生活のエネルギーを奪い、家族や趣味、仕事などに影響を及ぼす可能性があり、精神的なバランスを保つことが難しくなり、結果としてストレスやうつ症状のリスクを高めることもあります。

慢性疲労症候群と向き合う方法

慢性疲労症候群を抱える人々は、症状を管理し、仕事との調和を図るための適切な方法を見つける必要があります。
以下に、慢性疲労症候群と向き合う方法のいくつかを紹介します。

医療的なアプローチ

医師の診断と治療は不可欠です。
症状の軽減や管理のために、医師が推奨する治療法や薬物療法を遵守することが重要です。

自己管理

ライフスタイルの改善が必要です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠など、健康的な習慣の確立が症状の管理に役立ちます。ストレス管理やリラクゼーション法の学習も有益です。

職場でのサポート

慢性疲労症候群についての正確な情報を上司や同僚と共有することは重要です。
理解を得ることで、柔軟なスケジュールや休憩時間の調整、必要なアシスト技術の利用など、職場でのサポートを受けることができます。

慢性疲労症候群と共に働く方法


慢性疲労症候群を抱える人々は、効果的な方法を見つけて仕事との調和を図ることができます。

仕事の計画と時間管理


仕事を効果的に遂行するために、予定の立て方や優先順位の付け方に工夫を凝らしましょう。
タスクを適切に分割し、必要な休憩時間を計画に組み込むことも重要です。

仕事環境の調整


フレキシブルなスケジュールやリモートワークのオプションがある場合は、その活用を検討しましょう。休憩時間の確保や労働環境の快適さを重視することも大切です。
また、必要なアシスト技術やツールを使用して業務をサポートすることも考慮しましょう。

心理的なサポート


心理的な健康は仕事においても重要です。
カウンセリングやサポートグループに参加することで、情緒の安定やストレスの軽減に役立ちます。
他の慢性疲労症候群の患者との交流や情報共有も、共感や支えを得るために有益です。

慢性疲労症候群は障害年金受給の対象です

慢性疲労症候群の診断された場合は障害年金を利用することができます。
障害年金は、慢性疲労症候群のような疾患によって日常生活や労働に支障が生じた場合に経済的なサポートを提供する制度です。
ただし、利用する場合は医師による症状の診断とその重症度がわかる診断書が必要となります。

慢性疲労症候群(以下、CFSと略します)の障害年金受給が難しい理由がいくつか存在します。

診断の難しさと主観性

慢性疲労症候群の診断には一定の基準があります。
障害年金を申請する際には、診断の正確性や症状の程度を示す医学的な証拠が求められますが、その証拠の提供が難しいことがあります。

医学的な認知の不足

慢性疲労症候群は長らく医学界で認識されにくい疾患であったこともあり、障害の程度や症状の判断が難しく症状を認められないケースもあります。

証拠の提供の難しさ

障害年金を受給するためには、医師の診断書や診療情報、治療の記録などの証拠を提供する必要があります。
しかし、慢性疲労症候群は症状の変動が激しいため、それらの証拠を収集することが難しいことがあります。

医師の意見の不一致

医師間で慢性疲労症候群の評価や診断基準についての意見が分かれることがあります。
障害年金の申請時には、専門家間の意見の相違が影響する可能性があるため、医師のサポートを受ける際には注意が必要です。

証拠の提出期限と再申請の困難さ

障害年金の申請には一定の期限があり、それまでに必要な証拠を整える必要があります。
再申請も複雑な手続きが必要であり、その間に症状の変化や進行がある場合には影響を受ける可能性があります。

これらの理由から、慢性疲労症候群の障害年金受給は難しい場合があります。
障害年金を申請する際には、医師との十分な相談や適切な診断書の取得、必要な証拠の収集などを行うことが重要です。
また、障害者年金専門の社労士のアドバイスや法律の最新情報を確認することも大切です。

慢性疲労症候群は障害年金申請は『せたがや障害年金支援センター』まで

障害年金受給するにはいくつかハードルがあります。

・医師との信頼関係を築き、正確かつ詳細な診断書を入手
・症状や制限について具体的かつ包括的に記載
・医療記録や診断書を整理し、必要な情報をまとめる

受給に至るまでは、必要な情報や文書を集めたり提出し進めていく必要があります。
また不備やあったり申請内容によっては申請が通らない場合もありストレスが多くかかります。

そこで当社は障害年金が受給できるまでサポートをさせて頂いています。

せたがや障害年金支援センターのサポート内容

慢性疲労症候群でよくある質問

慢性疲労症候群と障害年金に関するよくある質問をご紹介します。

慢性疲労症候群(CFS)による障害年金を受けることが難しいとされています。
理由としては、症状や障害の程度を証明するのが難しいことが要因です。
そのため自身で申請するのではなく、障害年金専門の社労士など専門家に相談をしながら申請することをお勧めします。

慢性疲労症候群は完治が難しく、治療には通常数か月から数年かかりますが、薬物治療を継続することで症状の改善を徐々に治っていきます。

慢性疲労症候群(CFS)は、これまで健康で充実した生活を送ってきた若年成人が、深刻な疲労や睡眠障害により通常の社会生活を営むことが難しくなる難病です。
働くことができなくなるので、自身の収入に直結し生活困窮に陥ってしまう場合があります。

疲労感が抜けない場合、慢性疲労症候群を疑いましょう。
十分な睡眠が取れない、食事の乱れ、運動不足、過度なストレス、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の不調など、さまざまな要因が考えられます。
体調の悪化が続くようであれば病院に行ってみましょう。

慢性疲労症候群は、時折精神症状も認められ、抑うつ感や不安が継続的な疲労感と結びついていることがあります。

この記事を書いた人
丸橋 俊博
丸橋 俊博

世田谷区でNO.1の実績!豊富な経験で障害年金の申請をサポートをしている社労士です。

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