障害年金受給の事例紹介

30代女性・事務職の方がうつ病で障害年金を受給できた体験談

うつ病により働けなくなった場合、生活の不安を抱える中で「障害年金の申請」を検討する方は多くいらっしゃいます。しかし実際には、診断書や申立書の内容によっては、不支給になってしまうケースも少なくありません。

本記事では、私たち社労士がサポートした30代女性(事務職)の実例をもとに、障害年金申請のリアルな難しさと、再申請で成功した体験談をご紹介します。

ご相談者様
20代 女性
年齢
30代
性別
女性
都道府県
傷病名
うつ病
決定した年金額
約78万円

経緯のご紹介

うつ病で退職。生活の不安から障害年金を申請

ご紹介するのは、30代の女性、事務職として勤務されていた方です。2020年頃にうつ病を発症し、休職を経て最終的に退職。収入が途絶えたことへの不安から、障害年金の申請を決意し、2021年にご自身で初回申請を行いました。

最初の申請は不支給。独力では難しかった理由

4か月後、届いた結果は「不支給」。診断書や病歴・就労状況等申立書を一生懸命準備されていましたが、障害の程度が認定基準に即していなかったため、審査を通過することができませんでした。体調も不安定な中で手続きを進めたご本人には、大きな精神的負担となっていました。

社労士による再申請と遡及請求のサポート

弊所にご相談いただき、障害年金の専門知識をもとに書類を一から見直しました。診断書の書き方に関して主治医へのアドバイスを行い、申立書も日常生活での具体的な困難さが伝わる内容に修正。また、発症後1年6か月を経過した「認定日」を基準に遡る「遡及請求」も併せて実施しました。

無事に障害年金の受給と遡及分の支給が決定!

再申請から約3か月後の2022年初め、障害基礎年金2級の支給決定通知が届きました。年額で約78万円(月額約65,000円)、さらに認定日から遡った遡及分として約130万円がまとめて支給されました。

ご本人は「こんなに気持ちが楽になるとは思わなかった」と涙ながらにお話しされており、サポートさせていただいた私たちも本当に嬉しい瞬間でした。

うつ病で障害年金を申請する方へ社労士からのアドバイス

うつ病で障害年金を申請する場合、「障害年金の認定基準」を正しく理解し、それに沿った診断書や申立書を用意することが不可欠です。初回申請で不支給になった場合でも、適切なサポートを受ければ、再申請で認定される可能性は十分にあります。

また、認定日に遡っての「遡及請求」により、過去分の支給を受け取れる可能性もありますので、申請時にはこの点もぜひ意識していただきたいと思います。

この記事を書いた人
Picture of 丸橋 俊博
丸橋 俊博

世田谷区でNO.1の実績!豊富な経験で障害年金の申請をサポートをしている社労士です。

他の事例
10代
男性
10代男性がうつ病で障害基礎年金2級を受給した事例
20代
男性
軽度の知的障害で以前請求したが不支給だった
40代 男性
40代
男性
初診日の証明が出来ないができなくても障害年金が受給できた事例
40代 男性
40代
男性
パーキンソン病で障害年金受給