障害年金受給の事例紹介

【事例紹介】一度、障害年金の支給が停止。再審査で回復した実話

多発性硬化症は症状が「良くなったり悪くなったり」を繰り返す特性があるため、障害年金の継続が難しくなることがあります。今回は、会社員として働きながらも、杖で出勤していた40代男性が、支給停止の通知を受けたあともあきらめず、再度の請求に踏み切り、障害年金の再支給にこぎつけた体験をご紹介します。
病気と向き合いながら制度を活用する、そのために必要な視点と行動とは——社労士として伴走した立場からお伝えします。

ご相談者様
40代 男性
年齢
40代
性別
男性
都道府県
世田谷区
傷病名
多発性硬化症
決定した年金額
厚生年金 3級 59万円
経緯のご紹介

【社労士が解説】多発性硬化症で一度支給停止された障害年金が再び支給された40代男性の体験談

脱髄プラークの確認から多発性硬化症の診断

今回ご相談いただいたのは、40代の男性で、長年会社員として勤務している方でした。数年前から原因不明のふらつきや視力の違和感を感じており、MRI検査により大脳白質と脳幹部に典型的な脱髄プラークが認められ、多発性硬化症と診断されました。

以後は、ステロイド治療などを続けながらも、視力の低下や頭痛、ふらつき、手足のしびれなどが継続していました。医師からは車椅子の使用を勧められるほどでしたが、本人は杖を使いながら必死に出勤を続けていたのです。

杖で出勤=「寛解」と見なされ、まさかの支給停止

しかし、障害年金の更新時、提出された診断書と本人の通勤状況から「症状は改善されている=寛解」と判断され、障害年金の支給停止通知が届きました。

この通知を受けたとき、ご本人は「生活の支えが一瞬でなくなったようだった」と語っていました。私たちもすぐに状況を再確認し、支給再開に向けた再請求の準備を開始しました。

MRI画像と眼科所見の追加で再審査に挑む

今回は、単に神経内科の診断書だけでなく、視力低下・視野狭窄といった症状が強く出ていたため、眼科での視野検査の結果も新たに取得。また、MRI画像も添付し、脳の脱髄の進行が明らかであることを客観的に示しました。

診断書にも、見かけ上の「通勤可能」な状態にとらわれず、実際には一人での外出や業務の継続が困難であることを詳述。病歴・就労状況等申立書も、再構成して提出しました。

支給再開まで6か月。「もうダメか」と思った時期も

提出から支給再開の決定が届くまでに、6か月を要しました。その間、何度も年金機構側からの照会が入り、ご本人は「正直もうダメかもしれない」と心が折れかけていました。

それでも諦めず、一つずつ丁寧に対応し続けた結果、障害厚生年金2級として、支給の再開が認定されました。ご本人と一緒に通知書を開封したとき、「信じて続けてよかった」と言葉にならない表情を見せてくださったことが、今でも忘れられません。

多発性硬化症の申請・更新は「現実に即した証明」がカギ

多発性硬化症は、一定期間「症状が軽く見える」時期があるため、診断書だけでは実態が伝わりにくい病気です。申請や更新時には、MRI画像や眼科的所見、第三者意見などを適切に組み合わせて「日常生活や就労にどれほど支障が出ているか」を丁寧に伝えることが非常に重要です。

【無料相談受付中】多発性硬化症で障害年金の支給停止や不安がある方へ

「支給停止になってしまった」「症状はつらいのに寛解と判断された」「どう立証すればいいのか分からない」そんな方は、ぜひ一度、私たち社労士にご相談ください。

初回相談は無料です。あなたの状況に合わせて、最適な対策をご提案いたします。

この記事を書いた人
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丸橋 俊博

世田谷区でNO.1の実績!豊富な経験で障害年金の申請をサポートをしている社労士です。

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