夜勤と昼勤の連続勤務で体調を崩す
今回ご紹介するのは、40代男性。電話ケーブル設置の現場作業に約8年間従事していました。当初は夜勤中心の勤務でしたが、業務の都合で昼勤と夜勤が交互に続く生活となり、極度の疲労が蓄積。不眠や体調不良を感じるようになりました。
さらに、高圧的な上司からの叱責、同僚との人間関係のトラブルが重なり、徐々に精神状態が悪化していきました。
うつ病を発症し、希死念慮が強まる
体調不良が続く中、ついには希死念慮が強まり、自殺未遂に至ります。医師からは入院を強く勧められましたが、ご本人の強い拒否もあり、通院治療を継続する形になりました。以後、生活全般に大きな支障が生じ、家事全般に困難を抱え、社会復帰の目処も立たない状態が続きました。
社労士に相談。障害厚生年金2級の申請へ
ご本人とご家族(特にお母様)は、生活面や将来に強い不安を感じ、障害年金申請を検討。私たち社労士にご相談いただきました。診断書の取得に際しては、単なる「うつ病」の診断名だけでなく、日常生活への支障(例:服薬管理ができない、外出できない、家事ができない等)を詳しく反映してもらうよう、医師に依頼文を添えてサポートしました。
病歴・就労状況等申立書にも、就労不能状態や生活上の制限を具体的に記載し、提出書類を整えました。
無事に障害厚生年金2級、年額約600万円の受給が決定!
申請から約4か月後、障害厚生年金2級の支給決定通知が届きました。年金額は年額で約600万円(仮想設定に基づく)、月額換算でおよそ50万円。生活基盤を支える大きな安心材料となりました。
ご本人も「やっと生活に希望が持てるようになった」と、大変喜んでおられました。
うつ病による障害年金申請は「生活実態」がカギ
うつ病で障害年金を申請する際は、診断名だけではなく、どれだけ日常生活に支障が出ているかを、具体的なエピソードで伝えることが重要です。また、厚生年金に加入していた期間がある方は、障害厚生年金の対象となり、支給額も基礎年金より高くなる可能性があります。
申請手続きや証拠資料の準備に不安を感じた場合は、早めに社労士に相談することをおすすめします。